故大江寛人牧師著、「そこんとこよろしく」を全掲載
私は離婚経験者です。このたび、同じ境遇の方と再婚するように導かれました。でも、「離婚者の再婚はいけない」と言う人がいます。本当ですか。
聖書には、離婚してはいけない、離婚しているなら再婚するな、と書いてあります(Iコリント人への手紙第1 7章10〜11節)。もし、聖書を額面どおりに守ろうとすれば、この言葉どおりにしなければなりません。
現代は非常に離婚が増えています。これを道徳的堕落と見るか、個人の意識が進んできた結果と見るか、見方はいろいろでしょうが、この離婚増加の陰で、再婚が非常に増えていることを指摘しておかねばならないようです。日本の統計では届け出がなされた再婚は、婚姻届の20パーセントを占めています。届け出のない、いわゆる内縁関係を含めますと、結婚人口の相当の部分を占めているものと思われます。
さて、再婚は配偶者との死別を経験された方の比率が高いものと、つい思ってしまいがちです。しかし、実は届け出によれば、それは再婚者の一割に過ぎず、9割までが生別者、すなわち、離婚経験者なのです。彼らは、いやな言い方ですが、結婚に失敗しました。しかし、結婚そのものには絶望しませんでした。良い配偶者に巡り合えなかったのだ、と考えたのです。
聖書は確かに人間の、男女の「あるべき姿」(創世記2章24節)を示しています。私たちはそれに向かって努力することを求められています。何かの縁を感じて結ばれた男女、二人はこの努力をするべきです。安易な離婚は許されません。しかし、二人を隔てる溝を、祈りのうちにあっても埋めることができなかったときは、身を引いて、再挑戦の機会を持つことも、主の憐れみによって許されるのではないでしょうか。
今度こそ、主の期待に応える結婚生活を築いてください。
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