故大江寛人牧師著、「そこんとこよろしく」を全掲載
望まない子を身ごもってしまいました。悩んでいます。
正直言って困った問題です。返答の仕様がありません。観点が違えば回答がみな違います。身近な人、例えば牧師に、もっと具体的なあなたの状況、考えていること、ご主人の意見などをお話しし、相談してごらんなさい。
産む、産まないの権利は母親にある、と主張する人もあります。優生保護法(現母体保護法)もこの立場に立ちます。生まれた以上、養育の義務も負担も母親にかかってくるのですから、この見解にも一理はあります。
生まれてくる赤ちゃんには何の罪もないのだから、神さまが与えられる命を大切に受け止めなければ、と言う人もいます。確かに妊娠は神さまの行為です。人間は、まだ自由に妊娠させることができるようになってはいません。あなたは不本意でも、神さまのほうには計画があるのかもしれません。
赤ちゃんの立場になって考えて、と言う人もいました。水子のまま天に召された魂は、罪のないゆえに天使になるのだ、という声を聞いたこともあります(ちなみに水子供養の必要はありません)。だとすると・・・などと考えてしまいます。もちろん、産んでさえくれれば、あとは自力で生きていくから、と叫んでいる胎児もいることでしょう。
そこで一つ、聞いていいですか。あなたの「望まない」理由は何だったのですか。それを詳しく知りたいのです。それぞれに事情があり、理由があると思います。でも自分たちだけで決め込まないで、話してください。その結果、あなたの望まない結論が出るかもしれませんし、意外な解決の道が見つかるかもしれません。
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