故大江寛人牧師著、「そこんとこよろしく」を全掲載
委ねるという言葉をよく聞きます。でも、具体的にはどういうことなのでしょうか。人間の努力を放棄することでしょうか。
「委ねる」とは、文字どおり、委ねることです。お任せするものは二つあります。一つはプロセスを任せることです。でも結論、結果についてはしっかりと指定する人がいます。確かに、こうした態度が「信仰的」であるように見えることもあります。「お祈りしたら神さまは必ずそうしてくださるのだから」などと言われると、とても素晴らしい信仰ではないかと思ってしまいます。
しかし、どんなに一生懸命お祈りしていましても、一つの結論にこだわっていては、神さまを神さまとしてではなく、単なる便利屋として信じているにすぎません。
本当に「委ねる」とは、結末を、結果を任せることです。神さまはこのことを通してどのように導かれるのか、だれにもわかりません。ただ、神さまは最善をなしたもうと信じて、どんなことにも「アーメン」と言うのが本当だと思います。
でも心配ですね。結果が私の願いと反対だったり、かえって苦難がやってきたりしたらどうしましょう。でも、考えてみれば私たちの努力で良い結果が得られないから委ねたのであって、苦難が当然なのかもしれません。
しかし、苦難は一時の過程に過ぎません。最善の結末を用意しておられる神さまは、この苦難をも私たちへの祝福として用いられます。しかもその成否は、イエスさまが責任を取ってくださるのです。
ですから、イエスさまの助け(介添え)を祈りつつ、あなたの全力を投じて、当面する事態と戦いましょう。主は、私たちを苦難から引き出してくださるのではなく(ヨハネによる福音書 17章15節)、主ご自身、私たちと共に戦ってくださるからです。
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