故大江寛人牧師著、「そこんとこよろしく」を全掲載
教会に行き始めた頃、聖書の教えはなんて素晴らしいのだろうと思いました。でも、「右の頬を打たれたら、左の頬を」など私にはできません。本当にできる人なんているんですか。
いるでしょうね。世の中は広いのですから。もちろん、できない人だっていっぱいいるでしょう。他人ができてもできなくても、あなたとは関係ないことです。問題は、あなたがそうしようと思っているのか、どうかということでしょう。
聖書に書いてあるから、イエスがそれを命じておられるから、という理由であなた自身が試みてはいかがですか。世の中には「無抵抗主義」を唱える人もいます。あなたさえその気になれば、きっと成功するでしょう。
ところで、この命令には一つの大前提があります。それは「律法を守ろうとするのなら、ここまでしなければ」と例示されたものでした。だからこれは、イエスの他の教え、例えば「互いに足を洗い合うべきです」(ヨハネによる福音書 13章14節)などとは違ったものだと言えます。
私たちはただ、聖書に書いてあるからとか、イエスの言葉だからとか、で判断するのではなく、本当にこれが弟子たち(である私たち)に命じられたことなのかを見極めなくてはなりません。もしそれが、主が私たちに命じられたことであるなら、できるかできないかではなく、私たちは従わなければならないのですから。
しかし、主は私たちができないようなことをお命じになられないはずです。そしてまた、私たちと共にいてくださる聖霊が、しなければならないことならば、助けてくださいます。安心してご自分の生活に励んでください。
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