故大江寛人牧師著、「そこんとこよろしく」を全掲載
三位一体をわかるように説明してください。この教理は後世になって作られたので聖書にはない、と聞きましたが本当ですか。
三位一体とは、神さまを、「父」「子」「聖霊」の三つのペルソナ(独立した人格)を持ちつつ一つの存在である、と理解することです。
この教理は大体ニカイア会議(325年)の頃に成立したようです。しかし今でも、その理解のための研究が続けられています。後世になって、と言えるかどうかわかりませんが、教会成立後300年ほど後にまとめられた思想であることは事実です。しかしそれは、人間の思弁がようやく追いついた、と言うべきであって、神さまの存在を人間の言葉で理解できるようになったということです。
夫婦になるのは、結婚したときです。しかし、夫婦の味と言いますか、これが夫婦というものだと言えるのには、20年も30年も経たなければならないでしょう。
使徒パウロも、理解を超える(ローマ人への手紙 11章33節)ものだ、と書いています。
聖書の中に、三位の、それぞれの存在と特有の働きが記されています。問題は彼らの相互の関係なのですが、「神は霊です」(ヨハネによる福音書 4章24節)とあるので、私たちのように物質的肉体を持っておられません。ですから当然、3つのペルソナが融合したような形で「神さま」なる存在を形作っているものと思われます。
また、「神は愛です」(ヨハネの第1の手紙 4章16節)ともあります。愛は、異質なものがお互いを受け入れる働き、だと言われています。神さまご自身の中でそのようなメカニズムが働いているので、神さまは「愛」として存在でき、また、私たちに対して「愛」として働きかけることができるのでしょう。
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