故大江寛人牧師著、「そこんとこよろしく」を全掲載
サタンはどんな感じで私に関わってくるのでしょうか。また、神さまはなぜ、サタンの存在を許しているのでしょうか。
サタンはいる、と言うより、いなければならない、とされた存在です。この世界を支配している「もう一つの力」を私たちは感じます。この、神を排除する力、諸悪の根源をサタンと呼ぶことにしたのです。
サタンは人間の中に働いている、と言われます(ヤコブの手紙 4章1節)。人間の自己中心性(罪=神を拒否する性質)は、サタンに支配されている結果です。しかし私たちが神さまに従おうと決心するとき、サタンは私たちを支配することはできなくなってしまいます。だから聖書はいまの私たちの心の葛藤を、サタンとの戦いとして描くのです(ペテロの手紙 第1、5章8節)。
神さまは、なぜ私たちの中に、サタンと呼ばれるような存在を許しておられるのでしょうか。それは人間が罪を犯すことができる存在として、すなわち完全な自由を持つものとして創造されたからだ、と説明しています。神さまは、自由なる意思を持つ者と交わりをするために人間を創造されたのです。しかし人間は、その自由を用いて自分を神にしようとしました。
「自分を神にしようとした」というところから「堕落天使」の物語が生まれてきました。しかし神さまの造られた本当の天使は、「仕える霊」(ヘブル人への手紙 1章14節)であって、天に在るだけではなく、この地にも来て、私たち弱い者、小さい者と共にいてくださいます(マタイによる福音書 18章10節)。
この天使に見守られながら、私たちは「神さまに従い、隣人を愛する」生活を営んでいくように導かれています。
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